会社設立の際に定款認証を行う場所

定款認証は株式会社設立などの際に必ず行うことが義務付けられていますよね。
しかし予備知識のない人は、そもそもどこで認証を受けることができるのか、場所が分からないという人も多いでしょう。

定款認証を行う場所は、基本的に公証役場となります。
公証役場に定款を3通、発起人全員の印鑑証明書を持ち込み、その場で認証してもらうのです。
公証役場とは、公証人が配置された官公庁、つまり役所になります。

定款認証を行う公務員は公証人という特殊な立場の人物であり、検事や判事などを長く勤めあげた者が法務大臣に任命されることでやっと就業できる職業です。
故に日本全国に500人程度しか存在していないとされる、非常に希少な職業なのです。
この公証人が配置されていて、初めてその役所は「公証役場」となりますので、公証役場は各県に数か所程度しか存在していません。
東京都のみ40か所以上の公証役場が存在していますが、大阪、福岡といった大都市を擁する府県でも10か所前後しか存在しないのです。
つまり、定款認証を行うことが可能な場所は最寄りの役所や役場ではなく、公証人が配置された公証役場のみなのです。

加えて公証役場であればどこでも良い、というわけでもありません。
定款に記載する本社所在地を管轄している公証役場でなければならないのです。
つまり、本社所在地が北海道であれば、たとえ活動の主な拠点が沖縄であろうと、北海道内の本社所在地を管轄する公証役場で定款認証を受けなければならないのです。

最近では電子定款、電子認証と呼ばれる手法も主流になりつつあります。
簡単に言うと、インターネットで定款認証の申請をすることが可能となる手法です。
ただし、定款認証が行われる場所そのものは、やはり管轄の公証役場となります。
インターネットで可能となるのは、あくまでも申請のみです。
申請後、定款が認証されたら、公証役場に足を運ぶ必要があります。
最初から最後まで全てインターネットで済むというわけではありませんので、注意しましょう。