会社設立の定款認証と資本金払込み

株式会社設立時、定款認証とほぼ同時進行で考えなければならないのが、資本金の払い込みです。
しかし、ここでつまずく人は意外と多いですよね。
なぜ多くの人がつまずいてしまうのか、その理由の一つとなるのが、定款認証と資本金払込みの順序についてです。

定款認証が先、資本金払込みが先、といったように、インターネット上にはいろいろな意見が飛び交っています。
どちらが正しいのか、分からなくなってしまいますよね。
実際のところ、どちらが正しい順序なのでしょうか?

定款認証と資本金の払い込みの正しい順序と言えるのは、「定款認証を済ませてから資本金の払い込み」といった順番になります。
定款認証を申請した際などにも、公証役場でそのように案内を受けることも少なくありません。

ではなぜ、定款認証が先になるのでしょうか?
その理由は、「定款認証が済んだ後でないと、代表者口座への振込が会社設立の資本金なのか否かを判断することが難しいから」とされています。
簡単に言うと、「定款認証の前だと、会社への出資なのか、個人的な入金なのか、判断できない」ということです。
たしかに、納得できる理由ではありますよね。

しかし、実際には定款認証の前に資本金払込みを済ませてしまっても、問題はないのです。
払い込んだ金銭を資本金であると判断することは可能となります。
定款を作成した日付、もしくは発起人同士の同意があったことを示す同意書の日付以降の払い込みであれば、その払込みは資本金としてみなされるからです。
ただし、定款認証の前に資本金払込みを行うとなると、場合によっては手間が増してしまう可能性はあります。
定款認証の後に資本金払込みをした方が、ことがスムーズに進む可能性が高くなるのは事実です。

いずれにしても、重要になるのは「払い込んだお金が会社設立の資本金なのか否か」といううポイントになります。
それを踏まえたうえで、スケジュールに合った順番で、計画的に、定款認証と資本金払込みを済ませるようにしましょう。